塩分不足が引き起こす症状

作家 曽野綾子先生の連載記事の中に『塩と体の生理の本質』をついた名文より

【…老人ホームの献立や、病院食がまずいのは、塩分が足りないからである。塩さえ入らなければ健康にいいと思っている人が、やたらに増えたのかもしれない。

(中略)老人の食欲が落ちて食事を摂らなくなり、アイスクリームと紅茶、桃の缶詰くらいしか口にしなくなると、気づかないうちに塩分が足りなくなって、やがて吐き気がしてくることがある

(中略)私もそうだった。疲労と暑さの中で、水ばかり飲んでいたら、食欲は全くなくなり、やがて吐き気がして来た。熱が出たこともある。

(中略)それで塩昆布の一片のようなおつまみを口にいれる。すると塩分で吐き気はおさまるのである…】

このようにありますが、

暑さのためや、運動や労働をしすぎて発汗過剰になると当然『喉の乾き』が出てきます。

こんなとき、水やジュース、お茶など、塩分をほとんど含まない水分を摂っても喉の乾きは治らず、本当の意味で体内への水分補給にならないことはしばしばです。

これは発汗により、水分と同時に体内の食塩(NaCl)も失われているからです。

つまり、塩分を含まない水分補給をすると、体内(細胞外液中)の塩分がさらに薄まり、浸透圧が保てなくなるので、逆に嘔吐や下痢によって、余分な水分を体外へ排泄し、体内の塩分濃度を高めようとします。

これを「自発的脱水」といいます。

体には必要な水分量があります。

そして、必要な塩分量もあります。

からだは水に溶けた塩分・つまり塩水が身体中の細胞が潤っていることが滞りなく生命リズムを円滑に巡らせるポイント❗となります。

自発的脱水とは、体内に水分は不足しているのに、塩分がうすめられるのを阻止するために、あえて水分を排泄しようとする現象です。

つまり、生命にとって「水」より【塩】の方が重要であることを示唆しています。

下痢の時も、胃腸内の塩分が水分と共に多量に失われます。この時、水、お茶、ジュースなどを補っても、「喉の乾き」が改善されないばかりか、さらに下痢や嘔吐を起こして、ひどい、自発的脱水に陥ることがあるので、こんなときは生理食塩水【1リットルの水に塩9gを溶かす】を飲ませる必要があります。

病院などに行って重篤な症状の場合、必ずといって点滴を行います。

点滴は生理食塩水を

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